MIURA SVの音は現在捜索中です。 (録音しとけばよかった…)

40年前、日本では”テントウ虫”と呼ばれるスバル360が発売され、
F1では葉巻形が全盛のころ、イタリアではこんなクルマが作られていました。

この方が、かの有名なマルチェロ・ガンディーニさんです。
ミウラ・カウンタック・ストラトス・チゼタ・ディアブロ等々をデザインした神様みたいな方です。
写真提供:Sの字さん

スーパーカーブームの頃、小学校5年生だった私は ミウラの美しさは全く理解できていませんでした。
”カウンタック以前<>カウンタック以降” それはつい何週間か前までそうでした。

写真で見るミウラのラインは掴み所なく、正確なカタチを理解し難く
正直よくわからないクルマでした。

しかし、間近に見て触って乗ってみると、曲線が破綻することなく繋がり
どの角度から見ても美しいカタチが表現されています。

先日の”幸運!MIURA初体験”で
クルマ=工業製品という概念では作られていないことがわかり痛く感動したのです。

ハセガワのキットが現在”ベストキット”と云われています。
確かに過去のものに比べると限りなくベストですが、Aピラーの角度やランボマークの辺りの微妙な曲面など
若干の”想い違い”が見受けられます。
しかしこのクオリティーが¥2000程度で手に入るのはありがたい話です。

この白い内装がまたそそられます。
ミウラのイグニッション・キーってセンターコンソールに刺すのね。へぇ〜!
サイドブレーキは一応付いてるだけなので、駐車時は”1速もしくはバック”が基本です。
写真提供:Sの字さん
MIURAのシートは意外と!?座りやすいです。
カウンタックは背中にエンジンを感じるのですが、MIURAは後頭部で感じる。
軽〜く吹け上がり、時々破裂音が…すっっぱ〜〜んっ!!ってね。
MIURAのクルマとしての性能はやはり40年も昔のものなので良いとは云えないと思います。
ハンドルもクラッチも、それにブレーキまでアシストは付いていませんし、
「MIURAは燃える」 という伝説?定説もウエーバー401DLキャブレターの 構造的欠陥からくるものだそうです。

最近MIURAの価格はどんどん上がっているそうです。
総生産台数は765台で40年間に何台も消滅しているので仕方のないことかもしれません。
車体番号で呼ばれ、今どこにどの個体があるかも調べられているので、
もし、事故でもして廃車なんて事になったら、「#○○○○は日本の○○ってヤツが潰した」なんて
世界中で
後ろ指をさされるという、重要文化財指定のようなクルマなのだと思います。
最近ランボルギーニからMIURAイメージのクルマが登場するといった噂がでていますが、
GT40はリバイバルしましたが、何か味気ない量産品で
MIURAにはそんなことにはなって欲しくないと思います。

今まで何台ものプラモデルを作ってきましたが、現在唯一”ヌケない”のが
ランボルギーニ・ミウラというクルマです。 やはり「自動車芸術の奇跡」と云われるだけのことはあります。
写真提供:Sの字さん

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